うつ病の同僚のアルコールの量が増えている気がします。飲酒量の目安はどれくらいですか。
A
うつ病で休職中にパチンコに行くという話は
時々聞く話です。
うつ病も、最初の3カ月くらいは休養期で外に出たくない。
何もしたくないという状態は続くようです。
ですが、ある程度回復してくると、パチンコに行く
人もいます。
うつ病になった方のアルコールの量が増えると言うことは
よくあります。眠れないので寝酒代わりに飲むと言うパターンが
割と多いです。
適切なアルコール量は、
ビールやウィスキー、ワインなどのお酒の種類ではなくて、
その中に含まれているアルコールの量に左右されます。
アルコール量は20gが目安となっています。
普通のお酒になおすと
焼酎(25度)0.6合(100ml)
ビール 中ビン1本(500cc)
ワイン グラス2杯 (一杯120ml)
清酒 1合(180ml)
位です。普通にアルコールを飲む場合はこれぐらいが
目安ですが、うつ病の患者さんの場合は抗うつ薬を飲んでいる
関係で、より肝臓に負担がかかります。
薬の代謝とアルコールの代謝の二つを同時に行うと肝臓もつらいのです。
あと、抗うつ剤の効果を調べる研究が行われた時の患者は
アルコールを飲んでいなかったわけで、アルコールを飲んだ場合薬が効くかどうかは
分かりません。
うつの治療を受けるのであれば、まずは断酒から始めたほうが良いと思います!