うつ病の話で聞く事のあるDSMとはどんなものか教えていただけないでしょうか。

DSM・・・
聞きなれない言葉ですよね。

 

 

お答えします。DSMは、
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略です。

 

頭文字をとると、DSM(ディーエスエム)と呼ばれます。

 

 

これは、アメリカ精神医学会が作った、精神障害の診断と統計の手引きです。

 

 

精神障害と言うのは身体の病気と違って目に映らないので、
お医者さんによって診断が違う事や、国によって精神障害の
診断が違う事が多かったそうです。

 

 

それでは、医療の分野で困りますよね・・・
ということで、皆が統一した基準で診断し、治療しましょうということで
作られたマニュアルです。

 

 

このDSMが、できてから医療スタッフの主観的判断の傾向で
病名が付けられていたのが、客観的な判断で診断がつくように
なったと言われています。

 

 

一方で、誰でもマニュアルを見てチェックしていけば
ある程度診断できるので、詐病(うその病気)との区別が
つき難いなどの批判があります。

 

 

あと、マニュアルに頼る医師が増えて、医師の力量が低下していると
嘆くベテランの精神科医がいたりするのも事実ですね。

 

 

うつ病の場合も、
診断の基準があるので、
これにしたがって病気か病気でないか診断されています。

 

 

今は、第4版まで改訂されていて、最新版はDSM-IV-TR(4版の改訂版)です。

 

 

2013年に第5版のDSM-5が発売されるらしいです。

 

 

良く似た診断の手引きとして、ICD-10と言うのもあります。
こちらは、世界保健機関 (WHO) が出している手引きです。

 

こちらは、別のページで解説します。