うつをきっかけに早期退職しました。

数年前から心の中に「鬱」というややこしい物が住みつきました。
初めは不眠でした。

 

「明日の仕事が嫌で仕方がない」と思いながら寝ると、すぐ明日が来ることが嫌になりました。
そこで遅くまで本を読んで、自分の好きな時間を作ろうとしました。
しかしやはり、朝はきます。

 

寝不足で仕事をしてうまくいくはずもなく、うまくいかないことが嫌になり、さらに不眠が続きました。
それがやがて家族にも向けられるようになり、ささいな事で暴言や暴力をふるう事が増えました。

 

 

人の悲しむ顔を見れば、自分でも「自分が今、おかしい状況にある」というのがわかり、
妻に頼んで神経科に行くことになりました。

 

初めての神経科で、医師の前で今までのすべてを話し、
「一人で辛かったんですね」と言われた時は、思わず涙が出ました。
「鬱」と診断され、すぐに休職の手続きを取りました。

 

それからもう4年が経ちます。
その間には「薬なんてもう飲まない」と全部薬を捨ててしまい、
それでも薬のない夜を迎える事が恐ろしく思える事もありました。

 

子ども達も「今日はお父さんが調子悪い」という事を察して
日々の活動や言動を考えるような、気を使わせるような日々が続きました。

 

家族の気を遣いながらも特に特別扱いせずに過ごす姿勢や、
いつも通う医師の「必ずよくなります。今がしんどいだけです」
という言葉を信じながら、今まで生きてきています。

 

今年の春には早期退職を決め、主夫として家の仕事、
子ども達の相手をしながら生活を続けています。

 

それでも、今は一人でいる事の寂しさに耐えきれず、
ついお酒に頼ってしまっている毎日です。
「鬱」にとって一人ぼっちはやはり一番の敵です。

 

 

もし近くにも「鬱」で悩んでいる人がいるのなら
、とにかくそばにいてあげる事が何よりの対策だと自分では思っています。